かがやん写真館

撮ってきた写真に 言葉を添えて…。

明日香村テクテク歩記その2

陽がのぼりはじめる頃。

思いがけず連休になった私。

またあの地へ向かっていた。

 

そうだ!国営飛鳥歴史公園へいこう!

 

2023年1月29日。

私はまた明日香村の方へ行って来たのである。

 

去年、11月に飛鳥寺へ向かっていた時。途中で甘樫丘というトコを見つけた。

 

その時は飛鳥寺へ向かっている最中でもあったので、入り口らしき建物を抜けてすぐ左側にあるトイレだけ拝借し、機会があればいつか来ようかなと思っていたのだ。

 

しっかり者として、ご近所でちょこちこ評判になる私は、抜け目なく、DМ折のパンフレットを発見し、次回来るときの参考にと持ち帰ってきた。

が、

帰って改めて読もうとすると…。

なんだか漢字ばかりで読みづらい。

漢字が読めないという意味ではない。

ずっと漢字のみが並んでいるのだ。

 

私が持ち帰ったパンフレットは、どうやら中国人向けのモノだったようである。しっかり者な私の、おちゃめな一面を垣間見られた瞬間である。チッキショーー!

 

土曜日が休みになったので、本来日曜日にせねばならぬことを土曜日に済ませ。日曜日の早朝から出かけるようはからった。

 

準備万端、笑顔満開で外が明るくなり始めたころ行動開始。

意気揚々と駅に向かって歩いていた私。

ふと、ハンカチをズボンのポッケに入れるのを忘れてしまっていたことに気付く。

ご近所でしっかり者と思われている私であるが、本当のところ、うっかりさんなのだ。

 

家を出て、100歩目あたりだったろうか?

ココはハンカチを取に家へ引き返そうか。究極の判断を迫られた。

リュックの中には、汗を掻いてしまった時のために、タオルは入れてある。なので、トイレに行った時など、手を洗ったらそのタオルで完膚なきまでに拭くことができるのだ。

だが、

だがしかしである。

 

もし途中で、泣いている美人がいたら。そっと差し出すモノがないではないか!

美人でないならいざ知らず。美人であったならばなんとかして取り入らねばならない。まったく女っ気がない私にとって、コレは由々しき問題なのだ。

 

ということで、ハンカチは取りに帰らず。

そのまま駅へ向かうのであった。

即決である。

 

電車に揺られ。

目指すは橿原神宮前駅である。

 

つづく