かがやん写真館

撮ってきた写真に 言葉を添えて…。

彼岸花まつり2022へ…最終回

明日香村にて

ありがたい無料シャトルバスを降り。

稲渕棚田に降臨。

 

何処に行っていいやら、わからなかった私。

同じバスに乗っていた人の後をついていくことにした。

 

すると短い橋を渡ってから、橋の下側へ下る脇道へ入っていく。

 

あんなトコに入っていくのか?と疑問に思いつつ。他に行く当てもないので追随する。

 



脇道に入ろうとすると『案山子路』と書かれた看板があった。

 

なるほど!

この道で間違いなさそうである。

もし私が付いて行っていた人が、普通の民家に入っていったならば。その後について行ってる私も入ってしまい。危うく不法侵入で捕まるところだったが。そうならないで良かった。

 

すのまま進んでいくと、橋の下で、このイベントの関係者の方が陣取っていた。

どうやらこの彼岸花まつりでは、いろんな案山子が設置されており。どの案山子が印象に残る良品であるかをコンテストで決定するイベントが行われるようなのだ。

 

私も投票用紙をわたされ。

気に入ったモノ、ふたつのエントリーナンバーを記入するように依頼された。

 

私は彼岸花を愛でることが目的で、案山子のことはアウトオブ眼中であったけれど、よろしくお願いしますと言われたら、断るわけにいかないのだ。私はたくさん咲き誇る彼岸花を一目散に見たい気持ちを押し殺しつつも、もちろんキチンと快諾した。

 

そして、かかしロードへ。

いよいよ彼岸花フェスティバ~ルなのだ。

 

田んぼに沿って彼岸花は咲いていた。

点在する案山子とともに咲いていた。

私がチャリ通勤時に見かけるソレよりは、たくさんソコに咲いていた。

 

ただ…。

私が思い描いていたものとは、かなりかけ離れていたのだ。

もっとこう。

田んぼを赤く縁取るような感じで、モーレツに咲いているモノかと期待していたのである。

 

一部そのような箇所も見受けられた。

 

うん。

私のアゲアゲ・テンションは、瞬殺され急降下。

 

しかし、まぁ、自然のなすことである。

これはこれでいいのかもしれない。

わが町では見られない彼岸花がたくさん咲いている。

しかも直通シャトルバス無料だぞ。

ありがたいではないか。

 

我がココロ。

静寂になり。

再起動。

 

バッチリ気持ちを切り替え。撮りたかった彼岸花を激写しまくる。

彼岸花に寄ったモノが多くなってしまったが、それでいいのだ。

案外イイ写真も撮れた。

 

もちろん案山子もキチンとひとつひとつなるだけ丁寧に観察した。

ただ写真は撮っていない。私のココロに焼き付けておくことにしたのである。

 

案山子のテーマは、ほぼほぼ世界平和のものが多く。

コレ、案山子じゃなくてオブジェじゃね?というのもあったが。そこらへんは規制がゆるいようで、参加してくれさえすれば良いという一面も垣間見られたやもしれない。

知らんけど。

 

結局私が選んだふたつは。

見るからに黒柳さんだと判断できる案山子。説明にもトットちゃんって書かれていたし。

 

それから見るからにミィー。あのムーミンに出てくるミィーのような案山子。説明には触れていなかったけれど、どこからどう見てもミィーなのだ。

 

このふたつにした。

偶然にも、ふたつとも、玉ねぎ頭である。

私は別に玉ねぎ頭の女性が好みということはないのだけれど、今回はそうなってしまったのだ。

 

先に先に進んでいくと、丘の上にちょっと平らな開けた場所があって。そこにて特設の売店やら事務所やらがあり。ステージらしきものもあったので、コンサートなどするのかもしれなかった。

 

私はこの場所に踏み込むことはしないで帰ろうと思ったが。投票だけはしておきたいと思ったので、投票箱を探していると、結局奥まで行く羽目になってしまった。これは、まつり関係者の、お客さんにとにかく奥まで来てもらおうという作戦であることが、垣間見られる。知らんけど。

 

ま、結局私はまんまと作戦に引っかかって…、って言うのもなんなんだけど。ステージ前の一番奥までテクテク歩いて投票しに行った。途中、おにぎりやこんにゃくはいかがですか、という声も聞こえてきたが、食すつもりはないので♪チャラチャッチャッチャラッチャ~♪ってな感じで、右から左へ受け流す。

 

投票箱に投票すると、おじちゃんが、抽選券を引いてねと言ってきた。

どうやらお米が当たるらしい。

 

うん。棚田らしい商品である。

 

が、

しかし、

なるだけ荷物を少なくして山歩きしようかと思って出かけている人間に、コメを担いで帰れとおっしゃるのか?

 

ま、

まさかお米10キロが当たるということもないだろうけれど。

 

私的に、荷物が増えるのはノーサンキューだったので。

 

内心、当たるなと思いながら抽選券を引いた。

 

ま、ま、

当たったら郵送でお送りしますってことかもしれなかったけれど。その場その時そこにいた私はそう思ってしまったのである。

 

私はとにかくこういうものは当たってしまう節があり。

特に左手で引いた時の抽選確立は8割を超える勢いなのだ。

 

だもんで、私は右手でクジを引き。

見事に外れ。

おじちゃんはうっすらと申し訳なさそうに、外れであることを私に告げる。

 

その後私は、稲渕棚田を後にした。

 

帰りも無論、無料のシャトルバスである。

 

バスを乗るところに石舞台古墳行きのバスも止まってた。こちらはもちろん有料の仏素のバス。

 

一瞬、このまま帰るのも早いかなと思ったけれど、無料シャトルバスに乗車。無料シャトルバスは速やかに飛鳥駅へ走ったのであった。

 

いつもこのまつりに来ている人の話が耳に届く。

どうやら今年はいつもより彼岸花が咲いていないようであった。

 

来年も来ようかな。

私は静かにそう思う。

 

そして、次に明日香村に来たときは、キチンとお金を落としていこうとココロに決めたのであった。

 

帰り飛鳥駅前で、お金を使ってないことに気が付いた。

案山子路に入って投票券もらった時に、まつりの募金箱があったので、その時は募金して帰るかと思っていたのだが。

その後の再起動で、そのことを忘れてしまい。飛鳥駅まで戻ってきてしまったのだ。

 

これはいけない。

無料シャトルバスに、ゆったりとご乗車しておいて、お金を落としていかないなんてナンセンスなのだ。

 

そう思った私は、駅前にある、案内所兼おみやげ屋さんにご来店。

品定めしたが、何も買わずに出てきてしまった。

私は正直者なのだ。

 

結局私は、しかたなく駅構内のアイスクリームの自動販売機で、チョコアイスを買って食べた。電車が来るまでの5分ほどで食べきれるか心配であったが、見事食べきってから電車がガタンゴトンと駅に入ってきた。

 

私の彼岸花まつり2022は終了するのであった。

来年はこんにゃくでも食べてみようか。

 

おわり